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漢方入門講座10

イラスト:女医

講座4 漢方薬は身体全体に作用するのが特徴

生薬は天然の物質を乾燥させたり、煎じたりして用いられるもので、多種多様な 成分を少しずつ含んでいる性質上、西洋医学の薬品とは性質が異なります。

例えばガン治療でいえば、西洋医療薬の抗ガン剤のように局所的にガン細胞を殺傷するといった劇的な効果を発揮する生薬は、現在のところ発見されていません。けれども、抗ガン剤は、劇的な効果があるだけに、ガン細胞と一緒に正常細胞まで殺傷して、その結果、免疫力を落し、さまざまな副作用が生じるという合成化学薬品です。

西洋医療薬に比べて、生薬というのは、身体に穏やかに作用して、じっくりと効果を発揮させる代わりに、副作用が少ないのが特徴なのです。

ただ、天然生薬の中でも麻酔薬として有名なアヘンからつくるモルヒネ、マラリアの特効薬でキナ皮 からつくるキニーネも生薬の一種ですが、こうした劇的な作用をする生薬は例外です。逆に、こうした生薬は、正常な人体にとてつもない副作用をもたらすことでも知られています。

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■監修/孫苓献 広州中医薬大学中医学(漢方医学)博士 ・ アメリカ自然医学会(ANMA) 
  自然医学医師 ・ 台湾大学萬華医院統合医療センター顧問医師

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